引っ越しの新居が決まったら、次にやることは見積もり!
見積もりまでにやることは荷物の整理と引越し内容詳細の決定。見積もりでやることは引っ越し業者が料金を算出するために必要な情報提供です。
ちゃんと整理の出来てない状態やあやふやな情報が多いと見積もり金額が高くなってしまうこともあります。
正確な情報を伝えられるように見積もりまでにやること、見積もりでやることををそれぞれまとめておきスムーズにすすめていきましょう。
見積もりまでにやること
見積もりの日までにやることリストをまとめてみました。事前準備をしっかりとしていきましょう!
① | 見積もり日時の決定 |
② | 荷物の整理(部屋の片づけ) |
③ | 運んでもらう荷物を決める |
④ | 不用品処分の方法 |
⑤ | 新居の住所と状況の把握(メモ準備) |
⑥ | 引越しする日時の決定 |
⑦ | 引越しの予算の確認 |
それぞれ詳しくみていきましょう。
見積もり日時の決定
まず一番先に訪問見積もりの日時の決定をしてください。
基本、依頼者に合わせてくれるので、都合の良い日時を何日かピックアップして伝えましょう。
見積もりに必要な所要時間は平均20分くらいです。伝える情報などがまとまっていたら、もっと早く終わらせれる可能性もあります。
また、時間が限られている場合は、それを事前に伝えて時間内に終わらせてもらうようにしましょう。
荷物の整理(部屋の片づけ)
訪問見積もりの日時が決定したら、その日までに荷物の整理をしましょう。
荷物の量に応じて、作業員の必要人数やトラックのサイズ、所要時間を決定して見積もり計算をするので、しっかりと整理できていないと、正確な予算が出せなくなります。
合わせて部屋の掃除も行っておきましょう。部屋が散らかっていると、荷物が多いように見えてしまいます。
そのため、片付け要員が増えたり、トラックのサイズを大きくしないと入らないと思われたり、料金が高くなってしまう可能性があります。
また汚部屋と判断されてしまうと、引っ越しが出来なくなることもありうるかもしれません!
引っ越し業者に直接断られることはないですが、高額な見積もりでお客様に断ってもらうというような対処をすることもあるとか…。
運んでもらう荷物を決める
荷物の整理ができたら、次は運んでもらう荷物を決めましょう。
自分達で運ぶもの、引っ越し業者にお願いするものとの区別をはっきりさせておきましょう。
また荷物の梱包サービスを頼むかどうかも荷物の量をみながら決めておいたほうがいいでしょう。
梱包サービスは基本的に全ての梱包作業を業者がやってくれるので、自分でやるのは、貴重品の管理、下着など人に見られたくないものの整理をするだけです。
梱包サービス(お任せコース)などは業者ごとプランも違うので、事前に見積もりにきてくれる業者のチェックしておきましょう。
「特殊な荷物の運送や管理、梱包が必要な場合」は申請が必要になることがあります。
- 動植物
- ピアノ
- 美術品・骨董品など
【動植物】
- 動物の輸送は専用プランへの申し込みが必要
- 対象とする動物は小型犬と猫のみのところが多い
- 引っ越し業者で依頼を受けた後、ペット輸送の専門業者へ委託
【ピアノ】
- ピアノの運送には専用のトラックと知識をもった作業員が求められる
- ピアノ運送を専門とする業者へ委託
【美術品・骨董品など】
- 美術品輸送サービスと呼ばれる専門パックに申し込みが必要
- 美術品専用の車両で運ぶ
- 美術品輸送サービスは破損や紛失に備えた保険に加入するため、万一の場合にも十分な補償が受けらる
「申請を忘れた場合は?」
厚生労働省で荷物の受け取りを拒否する権利は引っ越し業者にあることを決められています。標準引越運送約款
申請を受けていないので運べませんと言われても何も言えないということです。
大切な荷物が運んでもらえない!とならないように申請は忘れずに。
「その他の注意点」 ・火薬類や危険物や汚れすぎている物などで他の荷物に損害をあたえてしまう可能性がある荷物は引っ越し業者で運ぶことはできません。 ・特殊な荷物に対して取り扱いしていない引っ越し業者もありますので、これは必ず見積もり時に確認しておくか、見積もり日時を決めるときに問い合わせしておきましょう |
不用品の処分方法
引っ越しとあわせて不用品の処分もお願いすることができます。
この有料のサービスを依頼するか否かによって見積もりの料金が変わるので、事前にしっかり決めておきましょう。
①自治体の粗大ゴミ回収での処分
最も安く処分が可能だが日にちが指定され、自分で不用品を運び出す手間がある
②引っ越し業者での処分
引っ越し日までに全て手配してくれるので最も手間のかからない方法だが割高
③不用品回収業者での処分
すべて業者でやってくれるため、重たい荷物でも安心だが割高
また家電リサイクル法に定められた4つの商品(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機)を処分する場合は、リサイクル料金が別途必要になる可能性があります。
家電リサイクル法詳細:経済産業省ホームページ
引っ越の日時決定
見積もり前に引っ越しの日付を決めておかなければいけません。
引越しは月、曜日、時間によって料金の相場が変化するのです。引っ越日が1日ずれただけでも見積もり金額が変わることもあるようです!
高い時期 |
|
安い時期 |
|
どちらも作業の開始時間を業者の都合にあわせるようにするのがベスト
新居の住所と状況の把握(メモ準備)
荷物を運ぶ距離で運賃を計算するので、旧居と新居の住所が必要となります。
引っ越し業者に必ず住所を聞かれるのでメモを準備しておくと伝え間違いなく、よりスムーズに進めることが出来るでしょう。
また建物の階数やエレベーターの有無などによっても見積もり料金が変わります。
これらも必ず聞かれることなので、見積もりの前に、必ず新居と旧居の以下の3つことを確認しておきましょう。
- 何階建て建物の何階への引越しか
- エレベーターの有無
- 建物の前にトラックを停められる駐車場はあるか
引っ越し予算の確認
予算を決めていなかったせいで、せっかくの値引きの決断ができなかったり、予想外の出費になりそうな時に相談することができなかった…というケースがあるようです。
このような事態にならないために、見積もり前に、ある程度の予算を決めておきましょう。
訪問見積もりがきてからやること
さて、見積もりまでの準備ができたら、次はいよいよ訪問見積もりです。
訪問時にやることの流れを見ながら注意点等をお伝えしていきます。
見積もり時の流れ | |
① | 挨拶 |
② | 荷物量チェックと内容説明 |
③ | 引っ越し説明 |
④ | 料金確認と見積書作成 |
⑤ | 段ボール受け渡し→終了 |
挨拶
訪問見積もりの挨拶の時に粗品(米、食器洗剤、ティッシュ等)のプレゼントキャンペーンをしている業者が多いようです。これはありがたく、いただいておきましょう。
荷物量チェックと内容説明
荷物が置いてあるすべての部屋と収納場所の全てを見てまわります。
事前準備をしっかりとしておけば、あとは伝えていくのみです。
【時短テク①】クローゼットや部屋の扉を開けておくと、営業担当者が扉を開けるたびに依頼者に開けていいかの確認する必要がなくなるので時短になる。
「どうしてもみられたくないもがある?」
その場合はトイレやお風呂へ一時的に移動させておくのがいいでしょう。トイレやお風呂の中まで確認することは、ほぼないからです。
見られたくない荷物が大きい時は、見積もり金額に影響がでることもありえるので、口頭で伝えておきましょう。
依頼する作業の詳細内容を聞かれると思うので、しっかりと答えていきましょう。これさえ終われば、見積もりも終了まではあと少しです。
引越し説明
上記の伝えた情報をもとにスケジュールや作業内容の確認や引越し会社のセールストーク、引越約款についての説明があります。
ここで急いで結果を出そうとすると、引っ越し業者選びで大事なところを聞き逃すということもあるので、しっかりと聞きましょう。
- ノウハウの蓄積は年間引越し件数で見る
- 作業や対応の良さは社員構成比率でみる
- 損害賠償保険の補償対象と金額等の保険内容は業者選びポイントになる
- 無料提供される資材の他にも簡単梱包資材などもあり
- 靴下の履き替え、軍手の付け替えなど新居を汚さないサービス
「引越約款とは?」
引越運送および附帯するサービスへのルールのことです。
一般的には国土交通省が定めた標準引越約款が採用されていますが、独自の約款を採用している引越し業者もありますので、確認が必要になります。
【時短テク②】独自の約款を定めている業者に対して「標準引越約款との違いを説明して」と伝えると手っ取り早い。
料金確認と見積書作成
担当者が支社に電話で「引っ越しにかかる料金・トラックの空き状況・梱包など付帯サービスの対応可否」などの確認を行います。
その後、内容を全て織り込んで見積書を作成して内容の説明がされます。特に気を付けてみておくべき点は以下の通りです。
①見積書か契約書か必ず確認する 引越し日時、積み降ろし地の確認(トラックの到着時間、作業終了時間の確認も) |
②トラックのサイズ、作業員の人数を確認 引越し料金が決まる上で最も重要な部分で概算見積もりを出す基本情報 荷物の量や積み降ろし地の周辺環境によって変わってくるため、しっかりと説明を受けて確認 「注意!」想定よりもトラックのサイズが小さかったり、台数が少なそうと感じた際に、見積もり書に『積み切り』と記載されていたら注意が必要!乗らなかった荷物を自分達で運ぶことになります。 |
③オプションサービスを確認 基本料金以外の項目はオプションサービス(荷造りや荷解き、エアコンの工事などはオプションサービスに該当する) オプションの料金や作業内容は引越し業者ごとに異なる。事前によく確認し、不明な点があれば小さなことでも説明を受ける。 |
④最後に引越し見積書の総額費用を確認
総額費用の内訳をしっかりと確認(料金の記載漏れや、内容に不明なところがないか) 「税別か税込みか?」「当日の追加料金の可能性は?」「支払い条件は?」など |
段ボール受け渡し
訪問見積もり時、契約を即決した時の特典として無料段ボールをくれる業者が多くあります。
その日に段ボールを渡される場合と後日、郵送もしくは直接家まで持ってきてくれる場合もあります。
引越し当日に使うトラックの大きさに応じて、無料で渡すダンボールの枚数を決めているようです。
業者によっても異なりますが以下のような場合が多いようです。
2t~1,5t 「20枚」 | 3t 「30枚」 | 4t 「40枚」 |
3t、4tとなるとこの枚数では足りなくなるため、自分で買い足すか引越し業者から購入して追加します。
そのため追加でダンボールをもらう場合の料金についても確認しましょう。
終了
内容をみるとかなりの量のことをするように思えますが、業者はプロなので次から次に見積もりに必要な行程作業をしてくれます。
「引越し業者の従業員と会うチャンスは訪問見積もりのときだけ」
引越し業者をえらぶポイントとして従業員の印象はとても大切ですよね。気を抜かないようにチェックしておきましょう。
まとめ
- 見積もりまでにやることの「事前準備」をしっかりする
- 見積もりの日にやることと流れを把握してスムーズに進めるようにする
- ひとつひとつの確認にもれがないように気を付ける
引っ越しの日に向けてではなく、見積もりの日に向けて要るもの、要らないものを計画的に整理していきましょう。
事前準備さえできていれば、他のことに頭もまわせるので色々と見落とさず、集中していけるはずです!
その準備に、この記事がお役に立てれば幸いです。
その引っ越し料金、カモられてます(引っ越し料金-40%)
引っ越しをする時に、普通に見積もりを取ると100%割高になります。
僕の場合、普通に見積もりを取って22万だったのが(値段交渉もして)別の方法で見積もりを取ったら14万まで下がりました。
差額8万です。相当下がります。ルンバの上位機種買えちゃいます。
このように一括見積を使って複数の会社から見積もりを取らないと必ず損をします。
なぜなら価格競争が起きないからです。
引っ越し業者同士で競ってもらうことで、引っ越し料金が安くなります。
そして、一社だけに依頼をすると比較する業者がいないので、割高であるということに気が付けません。
「高いけどこんなものなのかな?」とカモられることになります。(僕はずっとこうでした)
これは非常にもったいないです。
一括見積サービスを使うとカモられるのを防げます、そしてさらに安くなります。もちろん無料です。