引越し最後の最後にすることと言えば?部屋の引渡しです。
この立合いが終われば完全に退去手続きは終了になります。
立合いについて気になるのが、どのくらいの時間がかかるかと言うこと。スムーズにいけば30~40程度で終ります。
しかし、あくまでスムーズにいけばの話しです。ということは、スムーズにいかない場合はどんなことに時間をとられてしまうのか?
立合いでの注意点をしっかりと見ておいて、最後の日に備えましょう。
Contents
立合いの所要時間
先ほども述べたとおり、問題なければ1時間以内に終ります。
引越しは何かと思わぬことに時間をとられてしまうので、早く終わるのにこしたことはありません。
では、30分で終わる人と1時間以上かかってしまう人と何が違うのか?
時間の差の違いは何?
退去時には必ず部屋の汚れや破損等の状態がチェックされます。これに時間をとられてしまうと時間がかかってしまいます。
かといって、適当に済ませてしまうと返ってくるはずの敷金が戻ってこなかったり、追加料金がとられてしまったりということになります。
入居して間もない短期間での引越しであれば、これは比較的に簡単にいくことが多いので、その場合には心配はいりません。
汚れが破損等がある場合においてはどちらが負担するのかで担当者と意見の対立があると時間がかかってしまいます。
これを事前になるべく減らせるように退去時の掃除についてはしっかりとやっておきましょう。
どこが見られるの?
簡単にチェックされることをまとめてみると
天井・床・壁・キッチン周り・お風呂周り・洗面所周り・トイレ周り |
例えば床にキズがあったり、壁が汚れていた場合、各部屋や各箇所についてチェックが入ります。
この時、貸主の負担か借主の負担かが話し合われます。
一定のルールがあります。これはしっかりと把握して話し合いを無駄に長くすることのないようにしておきましょう。
覚えておきたいルール
そのルールとは国で決められており「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」でも確認することができます。
ガイドラインの説明を読むのは相当に大変なので簡単に説明します。
貸主負担と借主負担の違いは時間がたって劣化してしまったもの(経年劣化)と借主自身の過失や不注意で損傷してしまったものに分けられます。
例)床入居
貸主負担 |
前からあったキズ・引越しの時の設置跡のキズ |
借主負担 |
借主がキャスター付き家具を使用したためのキズ |
例)壁の汚れ
貸主負担 |
壁に貼ったポスターや絵画の日焼け跡・画びょう、ピンなどの穴 |
借主負担 |
タバコのヤニによる汚れ・釘穴、ネジ穴(下地ボードの張替えが必要な場合)不注意で雨などが吹き込んで色落ちした汚れ |
例)キッチン周り
貸主負担 |
キッチン小窓からの日照による壁の色落ち |
借主負担 |
油汚れ・冷蔵庫下のサビ跡 |
汚れが破損等の原因を担当者に指摘される事があったには場合、わかる範囲でそれに答える。
わかる範囲でといっても曖昧な答えを言うと足元をすくわれる可能性もありますので、気を付けましょう。
後から揉めないために
退去したはいいけど、後に敷金からクリーニング代や心当たりのない借主負担分を引かれたり、追加料金をとられては後々揉めますよね。
これの問題を起こさないようにするために、こちらもしっかりと知識があって退去手続きに立合ってることを伝えましょう。
以下のことしっかりと念頭において立会いに臨んでください。
- 修繕内容の明細や内訳を必ずもらう
- 明細をもらったら「拾いと単価を明記してください。一式は不可です」と伝える。
こう付け加えると先方の業者や担当者も下手なことができなくなります。
修繕される時、対象面積を「拾い」といい、そこに材料や工事の「単価」を合わせて工事費が計算されます。
この内容を書かずに「一式」と書いて、不動産会社や管理会社の利益が上乗せされているケースがあります。
これは払わなくていいものなので、このことをしっかりと伝えて素人ではないことをアピールしましょう(笑)
あれこれと揉めるようなやり取りは時間の無駄になります。そのために自分の知識を高めておきましょう。
では、次は時間は時間でも立会いするのは何時頃がいいのかというのを見ていきましょう。
立会いの時間は何時がいい?
立会いの時間については色々な意見があります。
立会い者と管理会社との兼ね合いもありますので、一概にこの時間にしましょうとは言い難いところもありますが‥
自分を有利に立たせたい場合は夜にするのがいいでしょう(笑)
何故なら夜はどうしても色々が見えにくいからです!そして担当者さんも早く帰りたいのです!(笑)
- 立会いの日を借主さんと管理会社と相談して決める。(夜が可能かどうかも確かめてみる)
- 引越しの日は荷物を全部出し終わるころに立会いを決める。(二度手間にならないように)
管理会社から言われる時間帯は午前中から夕方までが多いようですが、午前中って引越しの後だと結構難しいように思えます。
やはり夕方までに終わらせたいのが管理会社側の気持ちですね。立会い時はすでに照明を取り外した後かと思いますので、室内が暗いですからね。
いずれにせよ、立会い時間は管理会社にしっかりと確認をしておきましょう。
時間を変更したい場合には?
変更をしたいと思ったときにすぐに連絡を入れましょう。そのため、担当者の連絡先を時間確認のときには聞いておいたほうがいいかもしれません。
管理会社によっては立会い時間変更は「予定日時の3日前までと決められている」ところもあるようなので、この点も一緒に確認しておきましょう。
その他の必要な準備
カギの返却
立会いは部屋の引き渡しチェック意外にもう一つすることがあります。それは鍵の返却です。
この時にしっかりと、鍵の準備もしておきましょう。ストラップなどじゃらじゃら付けておかないようにしてくださいね!
スペアキーをもらった場合はそれも忘れずに返却しましょう。
もしカギ屋さんに行ってスペアキー自費で作った場合においても、そのキーは渡しましょう。
ただしこれは契約次第なので契約書を確認してみてからでもいいですが、持っていても意味がないので渡したほうがいいでしょうね。
他の立会い手続き
部屋とカギの引き渡し意外にも立会いをするものがあります。
それは「ガス」です。電気と水道は必要ありません。
ガスメーターが外にある場合は建物によって、立会いが不要な場合もありますので、まず確認を行ってください。
基本的に引越し前はガスの閉栓が必要となります。できるだけ早くガス会社に連絡をして、立会いの予約を忘れずに入れるようにしましょう。
まとめ
- 立会い時間はスムーズにすめば30~40分、伸びると1時間以上
- 時間が伸びてしまう原因は部屋の汚れや損傷チェックについての問題がある場合
- あとあとで揉めないために、ある程度の知識を借主側も持っておく
- 予約時間や変更なのは管理会社と連絡をしっかり取りあう
- 立会いでは部屋のチェックとカギの返却が必要
- ガスも立会いが必要な場合が多いので忘れずに予約をする
最短で済むように、こちら側の準備は万端にさせておきたいものですね!
そもそも引越しってどのくらいの時間がかかるのか?と気になるかたはこちらの記事も参考にしてみてください
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その引っ越し料金、カモられてます(引っ越し料金-40%)
引っ越しをする時に、普通に見積もりを取ると100%割高になります。
僕の場合、普通に見積もりを取って22万だったのが(値段交渉もして)別の方法で見積もりを取ったら14万まで下がりました。
差額8万です。相当下がります。ルンバの上位機種買えちゃいます。
このように一括見積を使って複数の会社から見積もりを取らないと必ず損をします。
なぜなら価格競争が起きないからです。
引っ越し業者同士で競ってもらうことで、引っ越し料金が安くなります。
そして、一社だけに依頼をすると比較する業者がいないので、割高であるということに気が付けません。
「高いけどこんなものなのかな?」とカモられることになります。(僕はずっとこうでした)
これは非常にもったいないです。
一括見積サービスを使うとカモられるのを防げます、そしてさらに安くなります。もちろん無料です。