新築の引っ越しでお祓いは必要?種類や費用は?まとめて解説

夢にまで見た新築のお家へのお引越しは、とても楽しい瞬間でもありますが、同時に不安もありますよね。初めてのことだらけで、分からないこともたくさんあると思います。

ところで、みなさん、家を建てる前に人がたくさん集まってお祓いをしている様子を見かけたことがあるのではないでしょうか?今回は、分からないことの一つ、「お祓い」についてお話ししたいと思います。

引っ越しにともなうお祓いにはどんな種類がある?

引用:神社本庁公式ホームページ

新築のお家への引っ越しに伴うお祓いは主にこの3つがあります。

地鎮祭(じちんさい)・・・工事を始める前に行い、土地の神様に工事の安全を祈るために行われます。

上棟祭(じょうとうさい)・・・工事中に行い、順調な工事の進行に対する感謝と、今後の工事の安全および建物の無事完成を祈るために行われます。

竣工祭(しゅんこうさい)・・・工事完了後に行い、工事の無事完了を神様に感謝し、建物の完成をお祝いするために行います。また、建物がいつまでも安全で、住む人々の発展も祈ります。

基本的には、工事を始める前に行う地鎮祭を行うのが一般的で、地鎮祭が何らかの理由で行えなかった場合、上棟祭や竣工祭を行うこともあるようです。

上棟祭がなくなってきている理由は、時間や人件費がかかり建設期間が長くなったり、上棟祭に日程調整により工程へ支障がでることがあるからです。竣工祭はもともと地鎮祭の対になっているお祭りですが、現代では行わないことが多いです。

もっと詳しく3つのお祭りについて知りたいかたはこちら↓

引用:西野神社公式ホームページより

悠介
そういえば、近所でもたまに家を建てる前の土地に人が集まってお祓いらしいものをやっていることを見たことがあるよ。
そうね。あれがきっと地鎮祭だわ。でもどういう流れで地鎮祭を行うのかしら。正直あまり神様やお祭りごとについて詳しくないわ。
悠介
僕も分からないことばかりだよ。そうだ!!まずは、近くの神社に問い合わせてみよう

地鎮祭実施までの流れ

地鎮祭をすると決めた場合、さっそく準備にとりかかりましょう。

1.地鎮祭を地元の神社に依頼する

一般的には、お家を建設する予定の土地があるエリアを管轄している神社に依頼します。

2.日程を決める

日程を決める際には、新築のお家に住む人、神主さん、工務店・住宅会社の3者の予定を合わせる必要があります。また、「大安」といった吉日にこだわる場合もあるでしょう。その場合は、日程調整に少し手間がかかってしまうかもしれませんね。

3.地鎮祭前の準備をする

現代では、大体の準備は神主さんと工務店・住宅会社がしてくれることが多いです。また、神社によっては、必要な準備品があることもありますが、その場合は事前に連絡をくれるので、指示通りに動けば問題ありません。

4.地鎮祭当日

日程調整した日時には、すでに神主さんがスタンバイしている状態です。そして、地鎮祭の出席者がそろったら地鎮祭が始まります。あとは神主さんの指示に従いましょう。最後に記念撮影するケースも多くあります。儀式自体は20分から30分程度で、後片付けを含めても合計で1時間程度で終了します。

悠介
なるほど。思っていたよりも、難しくなさそうだ。地鎮祭自体も1時間程度と意外とコンパクトだしね。これなら、地鎮祭のあとで家族で美味しいごはんも食べに行けそうだ!!(笑)

費用はどれぐらいかかるの?

依頼する神社によりますが、相場はおよそ3万円から5万円。昔は、新築のお家に住む人が、備品を準備したり、テントをレンタルしたりして費用がかかることもありましたが、現在はあまり大きい出費とはなりません。

地鎮祭をしない場合はどうする?

悠介
地鎮祭ついて少しイメージがわいてきたよ。費用もこれなら準備できそうだ。でも、日程を調整するのが難しいかもしれないな。今季は仕事が立て込んでいて長期出張も入りそうなんだ。
そういえば、そんなこと言ってたわね。それに、新居のエリアはニュータウンで若いファミリー層がほとんどのようだわ。
悠介
たしかにそうだったね。僕たちが気にならないのであれば、地鎮祭をしないことも視野に入れられそうだね。

最近では、地鎮祭をしないという選択をすることも多く見られます。日程調整が困難だったり、都市部で地鎮祭をする風習が薄れていることももあります。

でも、何かトラブルがあった時に、地鎮祭をやっておけばよかったかなと後悔するのはいやですよね。そんな場合は、冒頭で少し触れた工事後に行う建物がいつまでも安全で、住む人々の発展も祈るために行う竣工祭を実施するのも一つの手かもしれません。

また、簡易的に自分たちで地鎮祭を行ったり、祈祷に行ったり、塩を置くという方法もあります。これから一つ一つ考えていきましょう。

セルフ地鎮祭

神社の話をしていたと思ったら急に今どきの言葉の響きが出てきましたね。(笑)セルフ地鎮祭とは、神社に頼まず、自分たちで地鎮祭を行う方法です。

準備するもの
・洗米
・荒塩
・お酒(日本酒)

<方法>

1.土地の四隅を回り、荒塩、洗米、酒をまく

2.中央にも荒塩、洗米、酒をまく

3.土地の真ん中で二礼二拍手

この動画をみると少しイメージが湧いてきます。↓

引用:地鎮祭から着工まで【自分でやる地鎮祭】【セルフ地鎮祭】YouTube動画

悠介
これなら時間が無くても気軽にできそうだね。それに、やらないよりはなんとなく気持ちがいい。(笑)

神社で祈祷してもらう

準備するものは特になく、直接神社に行きます。そして、新築のお家の住所などの基本的な情報を伝えたた後、祈祷をしてもらえます。この祈祷では、お家が完成するまでの工事の安全を祈ります。

祈祷が終わったら、清め砂・土地の中央に埋める鎖物・棟上げのお札などがもらえます。本来は、これを地鎮祭のときに使用しますが、地鎮祭をしない場合は直接受け取ることが出来ます。

もらったお札は、神棚に置くか、神棚がない場合は、北向きをさけて目線より高いところに貼り付けます。清め砂は、土地の四方にまくか、ベランダなどの負けるところにまきます。

塩をおく

塩はなんのなく清められるイメージがありますよね。

お家に置く場合は、盛り塩(山型に盛られた塩)を使用します。置く場所は玄関のドアの内側に左右1ずつ、計2つ置くのが良いとされています。

盛り塩についてはこちらから詳細をご覧いただけます。↓

盛り塩を支度で行う際の作法(引用:ライフル公式ホームページ)

悠介
これはとっても簡単そうだ!僕にでもすぐできるぞ
そうね。新しいお家に住む時には、塩を準備しましょう!!

まとめ

・新築のお家にかかわるお祓いは、地鎮祭を行うのが一般的

・地鎮祭の準備や費用はそれほど大変なものでなはい

・地鎮祭を行わない場合は、セルフ地鎮祭を行ったり、祈祷や、盛り塩などの方法がある

悠介
新築のお家にかかわるお祓いについてイメージが湧いてきたよ。
そうね。一生に一度しかない機会かもしれないから、自分たちの納得できる方法を選びたいわね

合わせて読みたい!!新築のお家への引っ越しに際して役立つ記事はこちらから↓

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