引っ越しが決まって、すぐに部屋探しを始めたいところですが、ちょっと待って!!
引っ越しにはいろいろお金がかかります。特に最初にドーンとかかるのが初期費用。でも、具体的に初期費用って何を指すの?いくらかかるの?
初期費用の内訳をしっかり覚えてから物件を探さないと、予想以上に費用がかさんでしまうかも!?
初期費用の内訳
引っ越しが決まったら、引っ越し業者を探したり、新しく住む部屋を探したり、いろいろ考えることが多くて大変ですよね。
中でも、引っ越しにかかるお金のことが心配になる方も多いのではないでしょうか?ついつい、家具の購入や引っ越し代金などばかりに目が行ってしまいますが、その前に覚えておかなければいけない出費が、初期費用です。
「引っ越しの初期費用」のうち、必ず必要なのが次の6つです。
- 敷金
- 礼金
- 前家賃
- 日割家賃
- 火災保険料
- 仲介手数料
そして、任意、または物件によって必要なものが次の3つです。
- 鍵交換
- 家賃保証会社利用料
- 物件によって上乗せされる費用
よく耳にはしても、いったいどういうお金なのか知らない方も多いのではないでしょうか?ひとつずつ見ていきましょう。
敷金
これは、部屋を退去する時に行うクリーニングや修繕費用の保証金です。
生活している時に付いた汚れや、床にできてしまったヘコミなどを元通りの状態に直すための費用です。
クリーニングなどの費用を差し引いた額が戻ってくるお金です。
礼金
これは、大家さんに対して支払うお金です。「入居させていただき、ありがとうございます。」という、お礼のお金ですので、退去する時には戻ってきません。
前家賃
これは、入居した月の翌月の家賃のことです。
日割家賃
入居した月の家賃を日割りして支払う家賃です。月の初めや月末に入居した時は、日割りにするのか月額にするのか大家さんに相談してみると良いでしょう。
火災保険料
万が一の火災や水漏れトラブルのために、損害保険に入る必要があります。ほとんどの場合、不動産屋さん指定の保険会社のため、自分で選ぶことは難しいです。
仲介手数料
仲介手数料とは、物件を紹介、案内してくれた不動産屋さんに支払うお金のことです。
この仲介手数料、法律で上限が家賃1か月分(+消費税)まで!と定められています。万が一、家賃一か月分よりも多く請求されたら、「多くないですか?」と遠慮なく言いましょう。
また、支払うタイミングも注意が必要です。それは、仲介手数料が発生するのは「賃貸借契約が成立した時」です。契約が成立するまでは支払う必要はありません。
鍵交換
前に住んでいた人が使っていた鍵から、新しい鍵に交換する費用です。任意の場合もありますが、防犯のためにも交換した方が良いでしょう。
物件によっては鍵交換が義務付けられている場合もあります。
費用は、1.5万円~2.5万円ほどです。取り付ける鍵の種類によって変わってきます。防犯性の高い物は、交換費用も高い傾向にあるようです。
家賃保証会社利用料
家賃が支払われなかった時の保証として利用される保証会社の利用料です。連帯保証人を立てる場合は不要になることもありますが、保証会社と連帯保証人の両方が必要な物件もあるので、契約前にしっかり確認しておきましょう。
物件によって上乗せされる費用
こちらは、それぞれの物件によって様々なので、事前に確認が必要です。
例えば、タワーマンションなどでは全世帯に均等に上乗せされるオプション費用などがあります。
初期費用の計算方法
敷金、礼金、その他を合わせるとだいたい、家賃の5倍程度の金額になります。細かい違いはありますが、目安として覚えておくと、引っ越しの計画も立てやすいですね。
敷金 | 家賃1~2か月分 |
礼金 | 家賃1~2か月分 |
前家賃 | 家賃1か月分 |
日割家賃 | 入居した日からの日数分 |
火災保険料 | 約5千円~1万円 |
仲介手数料 | 家賃0.5~1か月分 |
初期費用を抑える方法あれこれ
できることなら安く抑えたい初期費用。部屋を探す時に次のような物件があれば、安くすることができます。
- 敷金・礼金が0円
- 家賃保証会社の利用が不要
- フリーレント付きの物件(物件によって条件が異なります。よく確認をしてから契約しましょう。)
敷金・礼金0円
礼金については、0円でも何も問題ありませんが、敷金0円の場合はひとつ注意が必要です。
敷金を最初に払わないということは、退去時にクリーニング代や修繕費用を支払うということです。敷金0円の物件に住む時は、退去する時に大きな金額の出費を覚悟しておきましょう。
家賃保証会社の利用が不要
保証会社の利用をしない場合は連帯保証人を立てる必要が出てきます。もしも、保証人を立てることが難しい場合は保証会社の利用を求められる可能性があります。
フリーレント付きの物件
フリーレントとは、0.5~2か月分の家賃が無料になる賃貸契約のことで、一見すると、とてもお得に見えます。
しかし、フリーレント付き物件にもいろいろな種類があって、それは大家さんによって変わってくるので、契約前にしっかり聞いておきましょう。
翌月の家賃が無料だと思っていたら、翌々月の家賃が無料だった!とか、入居した月の家賃が無料の契約だった!など、初期費用を抑えるつもりが、予定より多くかかってしまうこともあります。
また、契約から○カ月以内に解約すると違約金が発生する、という契約もあります。短期間で引っ越す可能性がある場合はフリーレント付きの物件は向いていないので、注意しましょう。
初期費用を抑える方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
引っ越し費用を抑える方法はこちら! |
まとめ
- 初期費用の金額は家賃の約5倍程度
- お得な条件の物件を探せば初期費用を抑えることも可能
家具の購入や引っ越し代金と違って、手元に残らない、目に見えない支払いが多い初期費用ですが、住み始めてからの安心のために必要な内容が多くなっています。
「これで安心して生活できる」と、気持ちよく新生活をスタートしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
その引っ越し料金、カモられてます(引っ越し料金-40%)
引っ越しをする時に、普通に見積もりを取ると100%割高になります。
僕の場合、普通に見積もりを取って22万だったのが(値段交渉もして)別の方法で見積もりを取ったら14万まで下がりました。
差額8万です。相当下がります。ルンバの上位機種買えちゃいます。
このように一括見積を使って複数の会社から見積もりを取らないと必ず損をします。
なぜなら価格競争が起きないからです。
引っ越し業者同士で競ってもらうことで、引っ越し料金が安くなります。
そして、一社だけに依頼をすると比較する業者がいないので、割高であるということに気が付けません。
「高いけどこんなものなのかな?」とカモられることになります。(僕はずっとこうでした)
これは非常にもったいないです。
一括見積サービスを使うとカモられるのを防げます、そしてさらに安くなります。もちろん無料です。