【知らないと、カモられる】賃貸の仲介手数料の相場は?

仲介手数料は、不動産会社からしたら収入の大部分を占めるものなんですが、最近ではその大事な収入源を、無料にしたりしてる賃貸物件もちらほらありますよね。

大事な収入源を無料にするなんて「この会社末期なの?!」って思ったりしちゃったので、詳しく調べてみたんです。「仲介手数料がかかる物件の相場はいくらくらいなのか」「なんで大事な収入源を無料や半額にできるのか」を。

そしたら見つけちゃいました!仲介手数料の相場のしくみ!!よかったら最後まで読んでくださいね!

 

仲介手数料の相場は法律で決まってる!?

引っ越しをするときにかかる初期費用の中の一つ、仲介手数料なんですが、その相場は家賃の0.5ヶ月分から1ヶ月分と言われています。敷金や礼金って家賃の1か月分から2ヶ月分だったりするんですけど、どうして仲介手数料は0.5ヵ月から1ヵ月なんでしょう。

私たちが部屋を探す時、直接大家さんに問い合わせはしないですよね?
だいたいの人が不動産会社に行くと思います。この不動産会社というところは、私たちと大家さんの間に立って、契約成立までのお手伝いをしてくれるんです。

これが不動産会社の役目の仲介になるんですが、契約が無事成立したらその成功報酬として、借り手(私たち)または貸し手(大家さん)から「仲介手数料」を不動産会社は受け取っています。

実はこの仲介手数料。しっかりと法律によって決まり事があるんです。

「宅地建物取引業法」

貸借の媒介に関する報酬の額

宅地建物取引業者が宅地又は建物の貸借の媒介に関して依頼者の双方から受けることのできる報酬の額(当該媒介に係る消費税等相当額を含む。以下この規定において同じ。)の合計額は、当該宅地又は建物の借賃(当該貸借に係る消費税等相当額を含まないものとし、当該媒介が使用貸借に係るものである場合においては、当該宅地又は建物の通常の借賃をいう。以下同じ。)の一月分の1.08倍に相当する金額以内とする。この場合において、居住の用に供する建物の賃貸借の媒介に関して依頼者の一方から受けることのできる報酬の額は、当該媒介の依頼を受けるに当たって当該依頼者の承諾を得ている場合を除き、借賃の一月分の0.54倍に相当する金額以内とする

引用先:国土交通省より

難しくてさっぱり頭に入ってきませんね。どんな取り決めか簡単に言うと、その家の家賃1ヶ月分の金額が上限で、それ以上の仲介手数料を取る事は出来ませんよ〜と定められているんです。しかも、借り手と貸し手、両者合わせて家賃以上の金額をもらうことを禁止しています。

それと、借り手から受け取る手数料は、承諾がない限りは0.5ヶ月分の金額までという取り決めもあるみたいですが、本人の承諾があれば1ヶ月分迄受け取って良いことにもなっているんです。

という事は…

家賃が6万円で上限いっぱい計算した場合
半々の場合
借り手3万円(消費税)+貸し手3万円(消費税)=仲介手数料(6万4,800円)

1対0の場合
借り手6万円(消費税)+貸し手0円=仲介手数料(6万4,800円)
(逆の場合もあり)

と、なります。

へぇ~!だから仲介手数料が半額だったり、無料だったりするんだ!
悠介
こんな仕組みだったとはね!家賃の0.5か月分は大家さんと半額ずつ支払っていたんだね!でも、大家さんが全額手数料を支払ってくれるってどんだけ太っ腹なの?!

そうなんです。大家さんには、太っ腹な方がいらっしゃって…ってそうじゃないですね 笑

逆に人気物件などの場合は、借り手が1ヶ月分支払うケースもあります。そういった場合は契約書にちゃんと書かれているので確認してから契約するようにしましょう。

 

仲介手数料がかからない賃貸物件

ではどうして、仲介手数料がない物件があるのか、手数料なしの物件とはどんなものなのか、調べてみました!仲介手数料がない物件に当てはまるものとして、いくつかピックアップすると

  1. 不動産会社の自己管理物件である
  2. 大家さんが負担している

この2つが手数料が無料になる大きな理由になります。

まず、一つ目はそのまんまです。 
自社物件の場合、仲介の役割が果たせません。なので仲介手数料は発生しないというわけです。あとは、いくら自社物件だからといっていつまでも空室では困るので、無料をアピールして入居者を募集します。

2つ目は、どうして大家さんが半額負担、もしくは全額負担するのかというと、半分負担は上で書いたように、大家さんも私たちと同じように仲介をお願いしている立場なので、借り手と貸し手で仲介手数料を半分こするという感じです。

では、なぜ全額大家さんが負担する事があるのかというと、ズバリ空室をなくしたいからです。

大家さんにとって何が一番嫌かっていうと、空室がある事です。しかも長い間入居者が決まらない物件は、どうにかして空室を埋めたい!入居を決めてほしい!と切に願っています。

空室のままでは収入がありませんからね。それは一番避けたいところなので、大家さんが仲介手数料を全額負担し、不動産会社には仲介手数料を無料で宣伝してもらう為というわけです。

なかなか入居者が決まらないってことは、人気がないってこと…?
悠介
単純に考えたらそうなるよね?

なかなか借り手が決まらない物件ということは、何かしらの原因があって空室が続いている可能性はあります。

例えば、建物自体が古い、セキュリティーが古い、駅またはバス停から離れている、など生活するのに少し不便を感じる物件などは入居希望者もなかなか見つからないかもしれません。

しかし考え方によっては、自分が住んで不便さを感じない物件であれば、それはお得な物件ってことになります。初期費用が少しでも抑えられるとめちゃ嬉しいもんです。

でもだからといって、すぐさま無料に飛びつく様なことはやめててくださいね!

初期費用を抑えたい人はこちらの関連記事をどうぞ↓

引っ越し初期費用を抑える方法3選!これさえ見れば大丈夫! 

 

仲介手数料がかからない物件の注意点

引越しの時には初期費用が必ずかかります。その中の仲介手数料が無料だと、費用が抑えられて嬉しいし、善は急げですぐにでも行動に移したくなるところですが、そこは心にブレーキをかけて、他の部分にも注目してください。

例えば、仲介手数料は無料だけど…

  • 家賃が相場より高めに設定されてないか
  • 礼金が割り高になっていないか
  • 初期費用に害虫駆除費がついている(新築の場合まずいらない)
  • 火災保険がついている(自分で探して加入したほうが安く済む場合がある)

など、いろんな注意するところがありますので参考にしてみてください!

不動産会社によっては、手数料を無駄に乗っけてくるところもあります。もちろん親切なところもありますが、無駄な所がないか見抜く力があると、初期費用も上手に抑えられるのでないでしょうか。

仲介手数料に限らず、初期費用も抑えたい人はこんなサイトもありますよ。

yeahウチコミ

また、見落としがちなのが駐車場です。アパートやマンションにはだいたい同じ敷地内に駐車場があるかと思うんですが、車を所有している人にとっては駐車場は必須です。

その駐車場にも仲介手数料がかかってくるんです。

悠介
え~それって、仲介手数料の上限を超えることにならない?
ならないんだなぁ。物件と駐車場は別物で、そしてどちらも管理しているわけだから、借りるときには仲介手数料が発生するんだよ。

これは、2重取りでもなんでもなく違法でもありませんので、費用としてかかるものと理解してください。

 

相場がわかると交渉しやすい

賃貸における仲介手数料の相場がわかると、初期費用の内訳をみたときに、どこにどのくらい費用がかかっているかわかってきますよね!

仲介手数料は上限が決まっているから、もしそれ以上の金額が請求されているならちゃんと突っ込めるし、仲介手数料が無料な場合は他の項目で余計にとられていないか、確認することも出来ます。

仲介手数料の相場がしっかりとわかっていると、初期費用を交渉したいなぁって思ったとき、ひとつの目安になりますので活用してみてください!

ただし、人気物件にはあまり効果がないかもしれません。
黙っていても人が集まってくるような物件は、わざわざ初期費用を値引きしなくても入居者は決まってしまいますからね。

こちらも合わせてお読みください↓

意外と知らない!?引っ越し初期費用の内訳!覚えておかないと損しちゃうかも? 

 

家族層におすすめの仲介手数料無料物件

単身で引っ越しをするのは自由がきくといいますか、出来るだけ家賃を抑えて探したりとか、間取りも贅沢を言わずに探したり、自分の納得のいく部屋探しをすることができます。が、家庭がある場合ってそうはいかないですよね?

「子供の人数によって間取りは変わってくるし、車もあれば駐車場もないと困るし、治安もいいところで…」と条件がたくさんでてくると思います。そうなると家賃もそれなりにしてくるから、仲介手数料もそれに合わせて高くなります。

そこで、おすすめなのが「特定優良賃貸住宅」というものです。

どんな物件かというと、国からの家賃の補助金を受けながら、住むことが出来る物件です。補助金には世帯収入に応じた金額が支払われ、家賃負担を軽減してくれます。
しかも、物件自体も一定の建築基準を満たしたものなので、質の高さにも満足いくものがあります。

また、引っ越し時にかかる礼金、更新料、仲介手数料がかからないのも、とても助かりますね!

ただ、この特定優良賃貸住宅は、自治体によって扱い数が異なり、物件数には限りがあるようで入居を希望しても抽選になるようです。
また、ファミリー層のみ入居可能であったり、家賃補助の期限などもあります。

入居するためにはいろいろ制限があるようですが、詳しい内容はお住いの地方自治体、不動産会社に問い合わせてみられてください!

 

まとめ

  1. 仲介手数料の相場は法律で家賃の0.5ヶ月分から1ヶ月分までと決まっている
  2. 仲介手数料が無料の賃貸物件もある
  3. 無料の物件は他の費用が割高になっている場合もある
  4. 相場が分かると初期費用の交渉もしやすくなる
  5. ファミリーには特定優良賃貸住宅という手もあり?!

仲介手数料の相場の仕組みが分かると、初期費用に関する色んな設定基準が想像しやすくなるので、物件選びもしやすくなります。仲介手数料がかかっても、かからなくても自分が納得できるいい物件を見つけましょうね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

 

その引っ越し料金、カモられてます(引っ越し料金-40%)

引っ越しをする時に、普通に見積もりを取ると100%割高になります。

僕の場合、普通に見積もりを取って22万だったのが(値段交渉もして)別の方法で見積もりを取ったら14万まで下がりました。

差額8万です。相当下がります。ルンバの上位機種買えちゃいます。

このように一括見積を使って複数の会社から見積もりを取らないと必ず損をします。

なぜなら価格競争が起きないからです。

引っ越し業者同士で競ってもらうことで、引っ越し料金が安くなります。

そして、一社だけに依頼をすると比較する業者がいないので、割高であるということに気が付けません。

「高いけどこんなものなのかな?」とカモられることになります。(僕はずっとこうでした)

これは非常にもったいないです。

一括見積サービスを使うとカモられるのを防げます、そしてさらに安くなります。もちろん無料です。

一括見積で安く引越す方法【カモられ対策】

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です